コロナ前のASEAN諸国訪問

こんばんは、岩井茂樹です。このところ(コロナ前)はASEAN諸国に行くことが多く、昨年、コロナ直前にはフィリピンとインドネシア、一昨年はベトナムとラオスを、少し遡り、平成29年には約1週間の行程でカンボジア王国、シンガポール共和国及びミャンマー連邦共和国を訪問したことがあります。ASEAN諸国で共通して言えるのは、近接している中国との関係の難しさ・・・。過去の歴史の経緯もあり、ASEAN諸国の中国に対するイメージは多くの国でお世辞にも良いとは言えません。一方で経済の影響を考えると圧倒的な経済力を持つ中国を切り捨てるわけはいかない・・・上手く付き合っていこう・・・彼らのそんな印象をいつも受けました。我が国のスタンスは、そのあたりの国民感情をしっかりと把握しながら、親日国が多いと言われるASEAN諸国との絆をしっかりと紡いでいくことが大切だと感じています。その際に訪問したミャンマーのスタンスもご多分に漏れず、「いろいろあるが、中国とは上手く付き合っていこう!」というものでした。今年の2月1日、そんなミャンマーで事実上のクーデターが起き、ミャンマー国軍がアウンサン・スー・チー国家顧問らを拘束しました。背後には中国の存在があるという説も・・・どちらにしても、これからの対応が肝心です。ミャンマーは我が国にとっても大切な国の一つです。今、ミャンマー国軍を追い込みすぎると逆効果となり、中国の思うつぼになってしまうのではないかとの危惧もされています。【写真は今から3年前の2018年(平成30年)にアウンサン・スー・チーさんが来日した際に、面会した時のものです。日本で客員研究員として過ごしたこともあるスーチーさん、その時の笑顔が忘れられません。】

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